携帯版ZANACのもたらす下らない感慨

■最近携帯電話で格好の暇つぶしを見つけた。BREWで動作する「ZANAC」というゲームだ。電車内の読書時間が侵食されるのでほどほどにしてはいるが、とても懐かしい匂いがするのでつい夢中になる。
僕は初代ファミコンを含めてゲーム専用機を所有したことがなく、当然テレビゲームもやったことがないが、中学時代8ビットパソコンを持っていた頃はカセットテープや8インチフロッピーから起動するゲームにのめりこんでいた。「DOOR DOOR」や「ロードランナー」の他、縦スクロールのシューティングゲームで今でもBGMを歌えるほど熱中していたのがナムコ製「XEVIOUS」だ。「ZANAC」はその「XEVIOUS」を想起させる。
「XEVIOUS」よりも遥かに複雑なゲームが掌の中の小さな機械で高速に動作しているのを見ると実に隔世の感がある。今のビデオデッキほどの大きさがあったSHARP X1 turboとauの端末を比べたら、それはauの端末の方が比較にならないほど高性能なのだから当然なのだが、20年の間に集積技術は信じられないほど長足の進歩を遂げた。20年ぶりの縦スクロール・シューティングゲーム「ZANAC」はそういう下らない感慨をもたらすのである。