誇り高き三菱自工社員

■三菱自工がついに母体である三菱重工中心の支援で「最後の再建」に臨むことになったようだが、ブランドイメージの低下による販売台数の減少で、とても現在の生産設備を維持したまま黒字を維持できるとは思えない。一体三菱重工はどう始末をつけるのか、あと数年間はかなり興味深い見ものだ。よく言われるように日本の製造業は現場は一流、経営は三流だ。せっかくダイムラークライスラーが資本参加して、経営と管理機能の部分を根本的に変革しようとしたのに、三菱自工のプロパー社員たちは高すぎるプライドのために従来のやり方に固執し、再建の機会をみすみす失った。
昨年度の再建計画発表以降も再び三菱グループの支援に甘え、ローカルルールを排除して管理部門のオペレーションを標準化することを怠った。おそらく三菱自工のプロパー社員たちはいまだに、再建が失敗したのはダイムラークライスラーから派遣された人々の現状を無視した強引なやり口のせいだと考えているのだろう。そうでなければここまでの状況に陥ることはなかったはずだ。