相米慎二『東京上空いらっしゃいませ』

■昨日書いたような訳で『セーラー服と機関銃』に引き続いて、相米慎二監督『東京上空いらっしゃいませ』(1990年)を近所のTSUTAYAで借りてきて観た。改めて相米監督が可能な限りワンシーン・ワンカットで撮りたいということが分かる。前半のジャズクラブで三浦友和と中井貴一が話し合うシーンはワンカット5分もある。故郷の川越を訪れる牧瀬里穂が幼なじみと橋の上で久しぶりに出会うシーンも、クレーンを使いながらのワンシーンワンカット。本作でデビューの牧瀬里穂にほとんど元気な芝居しかさせない潔さがかえって彼女の魅力を引き出している。
今観るとチープな特撮はご愛嬌として、主題歌の井上陽水作曲『帰れない二人』もあいまって相米監督の隠れた名作ファンタジーだ。予想に違わず「相米マジック」にかかってしまい、今はピーターと仲良しのおばさんになってしまった牧瀬里穂のデビュー当時に完全に魅了された。この脚本の設定はよく考えると本質的に「白血病もの」に通じるね。

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