ハンバーガー屋は健康的?

■大学時代の知人から年始の挨拶メールで、映画『スーパーサイズミー』が日本で封切りされたことにちなんで、僕がいろんなことにこだわりを持っている中で、ファーストフードへの偏愛だけは意外だというコメントを頂いた。面白いテーマだと思ったのでここでその理由を書いてみたい。まず僕がファーストフードを利用するのは土日祝日の昼食だけであることを断っておく。平日の朝食は自宅、昼食は会社の食堂で味の決まった定食、夕食は自宅である。土日祝日の朝食は平日と同じ、昼食はファーストフード、夕食は自宅ということで、僕がファーストフードを食べるのは会社がない日の昼食だけだ。では、土日祝日の昼食にファーストフードを利用する理由の一つめ。読書しながら1時間以上かけてゆっくり食事できる店であること。二つめ、読書する都合上、片手でできる食事を出す店であること。三つめ、食事だけでは1時間以上ねばれないので、コーヒーも出している店であること。四つめ、1回あたりの費用が700円以内であること。週末とはいえたかが昼食に1000円近い金額を出す気にはなれない。五つめ、駅から歩いてすぐの店。運転免許を持っていない僕にとって鉄道駅からの近さは必須条件だ。この条件がなければ国道や県道沿いのレストランも選択肢に入るのだが。六つめ、定番メニューがあり、考えずに注文できること。七つめ、注文してから待たされないこと。八つめ、野菜を摂れること。この八つめのポイントは重要だ。マクドナルドは創業者が降板してから、サイドメニューの選択肢に生野菜のサラダが追加された。モスバーガーであればオニオンの千切りをたっぷり食べられる。700円以内の外食で野菜を最も多く摂れるのはラーメン屋かハンバーガー屋だが、ラーメン屋は客の回転を速くして利益を確保するのでゆっくり読書ができない。九つめ、喫煙席と禁煙席が分離されていること。2フロア以上ある都心のハンバーガー屋は、必ずと言っていいほど喫煙者用フロアと禁煙席フロアが分離されている。ここまで分煙が徹底している外食店はハンバーガーチェーン店しかない。フロア別の分煙までやっているファミリーレストラン、うどん・そば屋、ラーメン屋はほとんど存在しない。これらの外食業態がフロア別の分煙などやってしまうと採算が取れなくなるからだ。以上のような理由から僕が週末に昼食をとる場所は必然的にハンバーガー屋しかなくなる。ハンバーガー屋は受動喫煙を避けつつ、野菜のある昼食を700円以内でゆっくり摂れる、とても健康的な外食店なのである。