日本に蔓延する「プロジェクトX」症候群

■いまの日本企業にはもしかすると「プロジェクトX」症候群のようなものが蔓延していないだろうか。プロジェクトの目標や範囲、経営資源の制約を厳密に考えないまま、リーダーの思い入れと情熱だけで突っ走れば何とかなったのは、日本全体の経済が右肩上がりに成長していた時代までの話。
ところがNHKの『プロジェクトX』にほだされて、このゼロ成長時代にもかかわらず、まるで経営資源の問題などどうにでもなると言わんばかりに、考えるよりも先に実行あるのみというプロジェクトが増えてきているのではないか。日本では数年来プロジェクト管理手法としてPMBOKなどが流行になっているが、それも結局はリーダーの熱意にメンバーが盲従するという、まさに『プロジェクトX』的、無謀で非合理的で体育会系のプロジェクトのブームに堕してしまっているのではないだろうか。

日本に蔓延する「プロジェクトX」症候群」への0件のフィードバック