矢口史靖『スウィングガールズ』

■『スウィングガールズ』を観てきた。詳しくはエッセーとして別掲したが、1回目を幕張のシネコンで観てよかった。2回目に観た古びた映画館との違いは歴然。やっぱり新しい映画は新しい劇場で観なければ。
音楽映画なので、登場人物のセリフと音楽が重なる場面がたくさんあるのだが、古い劇場ではともに同じスピーカーから聞こえてきて、セリフが聴き取りにづらい。新しい劇場では教室の中での練習シーンなど、カメラ位置が変わると、同じ楽器の音が聞こえてくるスピーカーも変わる。古い劇場では前から二列目の左よりの席で観たため、右端の画面が暗くてよく見えなかったが、新しい映画館ではそんなことはまったくない。皆さんも『スウィングガールズ』を観に行きたくなったら、できるだけ新しい映画館でご覧になるようお勧めする。
ついでに映画の中身について話すと、1回目に見たときに多少違和感があったのは『What a Wonderful World』をBGMに、登場人物たちがイノシシに追いかけられるシーンだ。しかしあれが『マトリックス』の「ブレット・タイム」撮影(数十台のカメラで同時に被写体を撮影して、静止した被写体のまわりをグルリと回っているような視覚効果を生み出す撮影方法)を、低予算でパロディーにしたものだと気づいて納得がいった。とにかく単純に楽しめる映画である。