小さな会社の中間管理職の不幸

■小さな会社の中間管理職は不幸だ。若くして部課長クラスになってしまうと、部下に対しては、たとえうわべだけであっても、自信をもってリードしなければならない。中には勘違いして、自分の仕事のやり方そのものに自信を持ち、自己否定の能力をなくしてしまう。自分や会社のおかれている環境に合わせて、新しい仕事のやり方を学んで、取り入れることができなくなってしまうのだ。
そうするとその会社の部課長クラスの人たちは、みんなピタリと成長がとまってしまうことになり、それはそのまま会社全体の成長の足かせになる。こういう事態を避けるためには、部課長クラスのローテーションをするより他ない。同じグループのリーダとして仕事をし続ければ、どんどん部課長クラスの仕事のやり方は硬直化し、タコツボ化する。そのせいで部門間のコミュニケーションが悪くなり、組織として一つの方向に進むときのスピードはますます遅くなる。
部課長クラスが、どれだけ謙虚に自分の限界を認めることができるか、小さな会社が規模を拡大できるかどうかは、そこにかかっていると言っていいのではないか。