十分合理的でなかった某スカート覗き教授

■仮に某教授が本当に品川駅で手鏡を使って女子高生のスカートの中を覗いていたと仮定して、その原因を幼児性だとか、異性との交際の仕方をしらないからだとか、他人とのコミュニケーションができないからだとか、果ては単なる変態だとか、常識的な能力の欠陥だと考える人がいるようだが、僕は彼が十分合理的でなかっただけではないかと考える。
彼は以前にも窃視で罰金を支払っているようなので、自分の性欲が一般的な人たちと違って主に窃視という行為で充足されるということをよく知っていたはずだ。だとすれば法律に違反しないようにその性欲を充足するための方法を考える必要があったのだ。
多くの人は主に異性との性行為で性欲が充足されるが、それでも白昼の街中でその行為に及ぼうとは考えない。公然わいせつ罪で処罰されることを知っているからだ。そういうわけで普通は人目に触れないところでその行為に及ぶものである。同様に某教授も一目に触れないところで窃視欲望を充足する方法を考えればよかった。
彼の名声からして経済的には余裕があったはずなので、合法的に窃視をシミュレートするような商売をやっているところへ足しげく通えば問題は解決できたはずだ。煙草をやめられない人々しかり、誰しも何らかの依存癖はもっているもので、ほとんどの人がその依存を合法的に解消する手段を自分で考えて見つけ出している。某教授はそれを真剣に考えることがバカらしいと感じていたのかもしれないが、もう少し合理的に、割り切って、自分の避けられない欲望の形と折り合いをつけるための手段を考え出すことに、自分の能力を使ってもよかったのではないかと考える。