独自動車業界誌の記事

■独『アウトモーターシュポルト』誌のWebサイトに独高級車メーカが傘下の日本の自動車メーカについて「V計画」と呼ばれる再建計画を作成しているとあったので、日本語で要約してみる。
数週間前から日本に派遣されている特別チームは十前後の車種を削減して再建を軌道にのせるとのこと。彼らが独本社の社長から得た使命は、最悪の場合この日本企業からの撤退も含めて全ての可能性を考慮することだったが、すでにそこまでする必要はないとのシグナルを送っている模様。
内部で「Vコンセプト」と呼ばれている再建計画は(ところでこのVはV字型の回復とVictoryの頭文字を掛けているとでも言うのだろうか。だとするとこの期に及んで言葉遊びが過ぎるようだが)不採算の十車種をなくし、その後傘下の米国自動車メーカと共同で低コストの新車を発売するとしているらしい。
さらに六十の銀行が保有する債権は独本社の財務担当役員が五月末来日し、日本国内の同旧財閥の重工業や商社、銀行などの大株主が肩代わりするよう説得するとのこと(はたして彼らの失敗を日本の系列会社がかぶることに同意するだろうか)。以上が記事の内容だが、計画名が漏れていることからすると信憑性が高そうか。十車種も削減してこの日本企業に何車種残るだろう。また十車種の削減が一体何人の人員削減に帰結するか想像もつかない。独系金融機関のアナリストがこの日本企業について語ったように「緩慢な死」が現実味を帯びてきた。