『精神医学の名著50』を読み始めた

■先日ひきこもりについての著書を読んだばかりの斉藤環氏と福本修氏が編集を手がけている『精神医学の名著50』平凡社を読み始めているのだが、この本を読むと精神医学についてのかなり明瞭な見通しが得られそうだとわかってきた。哲学者としてしか知らなかったヤスパースが現代精神病理学の始祖のような存在であることもわかってきたし、精神分析が今では精神医学のごく一部分を占めるに過ぎない考え方であることもわかってきた。こんなことを勉強したって仕事には何の足しにもならないのだが、体系化された学問を学ぶというのは、その学問が定義不可能なものを対象としている場合にはなおさら興味深い。