品川駅港南口に最近できたアトレ

品川駅の港南口に最近新しくアトレ品川ができたが、完全に港南口の商圏の特性をはたで見ていて滑稽なほど読み間違えている。港南口で降りたことがある人にはわかるだろうが、あそこは居酒屋やパチンコ屋の看板ばかり目立ち、反対側にある高輪口がアップタウンへの上り口だとすれば港南口は下町への降り口なのだ。
たしかにインターシティーや去年の春に完成したばかりのグランドコモンズなどオフィス街の見栄えは良いが、ビルのテナント企業で働く大半はたかが中年サラリーマンで、アトレ品川に入っているようなニューヨーク風の洗練とはまったく無縁、良いところでGAPやHMVが入っていれば中年のオジサンには十分なのであって、なぜビール一杯が600円もするようなクールなラウンジが必要なのか理解に苦しむ。
案の定、開店して一週間ほどの今日ぐるりと2階から4階まで店内を一周してみたが高輪口の住民とおぼしきお上品な奥様連中と若いOLしか見当たらず、港南口利用者の8割を占めるだろう男性会社員はほとんどいなかった。半年後くらいにはアトレ品川はテナントを総入れ替えする必要が出てくるだろう。今日電子メールでアトレ品川へそう書いて送ったら、非常にていねいな返答がもどってきて顧客重視のその姿勢は素晴らしいと感心したが、ならばテナント選定の時点でもっと考えることがあっただろうと言いたくなった。
おそらく恵比寿や上野のアトレで調子に乗った首脳陣が調子に乗りすぎて場違いなテナントばかりを誘致してしまったのだろう。品川近辺に家電量販店がないことを考えれば、小規模店舗も多いカメラのキタムラなどに、有楽町のソフマップのように周りのコンセプトに合わせた内装で開店してもらうなど、本当の意味で帰途の会社員が滞留できるような空間づくりはできたはずなのだ。高輪口に成城石井があるのに、その上どうして港南口にもまだ伊勢丹の生鮮品スーパーマーケットを開店する必要があるのか。あらゆる面で勘違いもはなはだしいアトレ品川のテナントである。