某自動車メーカのフランス人デザイナーがとあるWebサイトで大手出版社のインタビュ…

■某自動車メーカのフランス人デザイナーがとあるWebサイトで大手出版社のインタビューを受け、あなたは今回の新車で「日本的なデザインを強調しました」ねと尋ねられてこんなことを答えている。「微妙な季節の移ろいを感じる日本人の感性を×××××(その新車の名前)では意識しました」(auto ASCIIから引用)。驚いたことにこのデザイナーはその新車を日本的にする意図でデザインしたというのだ。ちなみに某自動車専門誌のレビューでこの車のフロントマスクは「イカつ過ぎる」と評されていた。僕もそう思う。日本的な柔和さが微塵も感じられない。日産マーチを代表として、新型カローラや最新型のオデッセイ、フィッツでさえも、ヘッドランプには必ず「つぶらな瞳」を連想させる円形が生かされている。それが日本的な柔和さ、かわいさのあるデザインだと僕は思うのだが、上記の新車のフロントマスクはその対極にあり、まるでワシかタカなどの猛禽類のような顔をしている。むしろスポーツカーにふさわしい顔なのだ。それを「微妙な季節の移ろいを感じる」日本人の感性だと思い込んでいるのは、日本文化に対する誤解も甚だしい。ところがこのデザイナーは続いてこんなことを言っている。「歴史的に言うと日本の自動車産業はまずマイクロ・アメリカンを作ることから始まり、つぎにマイクロ・ユーロピアンを作ろうとしてきました。今までは学習期間ですね」。つまり日本の自動車産業が米国や欧州のサル真似からようやく脱出した証明が、自分のデザインだと言いたいのである。日本文化を完全に誤解した上に、日本の消費者を軽蔑しきったこの考え方は何なのだろうか。しかし彼が日本的だと信じ込んでいるデザインが、日本人から見ると完全にヨーロッパ的であり、それゆえにこの新車が競合メーカとの競争においてすき間市場で一定の支持を得る可能性を残しているというのは皮肉である。彼はおそらくこのままずっと日本文化を誤解しつづけるべきだろう。変に正しく理解してしまっては、彼は他の自動車メーカと似たようなデザインしかできなくなってしまうだろうから。
■新日鉄名古屋工場と言い、ブリヂストン栃木工場と言い、日本の大企業は現場の人員を減らしすぎだ。今回の事故のために新日鉄は2004年3月期で最大300億円の減益要因になるという。ブリヂストンも1999/03/23に関連会社社員が社長室で割腹自殺して以来、2000年のファイアストン問題、そして今年2003年、近隣の住民が避難を強いられたり消防車80台が徹夜で消火活動に当たるなど社会的な損害をも与えている大火災ときて、なかなか企業イメージが良くならない。割腹自殺した社員の抗議文にはブリヂストンの当時の数千人単位の人員削減より不稼動資産の処分を優先させるべきだと書かれていたという。今回の事故もおそらくは大規模な人員整理の副作用に違いない。ブリヂストンという会社の経営陣は、弊害を生まずに人員整理をできないのだ。会社の人材というものについての合理的な判断能力が欠如しているとしか言いようがない。
■ソースネクストは何を考えているのか分からない。McAfeeウイルススキャンオンラインで、パターンファイルの自動更新処理がいつまでたっても完了しない問題について、先日のユーザ宛メールでは「サーバのメンテナンス作業のため」と原因を書いておきながら、今日のメールでは「原因は調査中」とのこと。つまり先日のメールには嘘を書いていたということだ。原因はどうでもいいのだが、パターンファイルの更新がたとえ一日でもできないようではウィルス対策ソフトウェアの意味が全くないのだ。マカフィーのウィルス対策ソフトもここまでか。ちなみに僕はすでにシマンテックのNorton AntiVirusにもどした。二度とMcAfeeは使うまい。