職場の西欧人との意思疎通の難しさ

■外国人スタッフと一緒に出張に行った帰り、早めに駅に着いたので、新幹線の指定席を早い時間の列車に換えてもらおうと、当人の代わりにみどりの窓口にならんだ。もし禁煙席がなかったらどうしようかと疑問に思ったので当人に尋ねたら、(1)禁煙席があれば禁煙席を予約する、(2)禁煙席がなければ喫煙席を予約した上で、(3)乗車してから禁煙の自由席の空席をさがす、こんなことは聞かなくても自分で考えればわかるはずだという意味のことを英語でまくし立てられた。
しかし僕がわざわざ当人に確認した理由は(4)列車を一本遅らせてでも禁煙の指定席に乗る、という第4の選択肢があるからだと当人に反論したところ、こんなド田舎の駅でどうやって時間をつぶすんだとさらに反論された。そんなこと尋ねるまで分からないではないか。
日本人の馬鹿さ加減がそんなにイライラするなら、自分でみどりの窓口に並んだらどうだ、と言いたくなったが、これが異文化コミュニケーションというものだと思って言葉をのんだ。きっと毎日オフィスに来ては、日本人は能率の悪いことばかりして物事が一向にはかどらない、まったく頭の悪い連中とは一緒にやってられないと思いながら仕事をしているんだろうなぁということが容易に読みとれた瞬間だった。いかなる場合であっても仕事上の関係しかない異国人とのコミュニケーションで本音を表現するのは危険である。Frankly speaking,… と話すのは飽くまでレトリックに留めておくのがよいだろう。