『ロックバルーンは99』翻訳に読者から感想

■新年のあいさつがわりに30代男性の読者の方からネーナ『ロックバルーンは99』ドイツ歌詞の日本語訳案をメールで頂いた。エンジニアとしてドイツに赴任され、日常会話でドイツ語を使った経験があり、かつ、ドイツ語の教養もお持ちのようで大変参考になった。まず歌詞全体がドイツ古詩という伝統的な詩の形式を踏襲しており、19世紀辻音楽士の歌、「ご用とお急ぎでない方は、聞いてらっしゃい、見てらっしゃい」風の導入部分を真似ているとのこと。an-gemachtは「攻撃される」という意味で、よく使われる軍事用語であり、Man!は感嘆詞であるとのご指摘などなど、名作には名作たる所以ありということがなおさらはっきりしてきた。改めてこの読者の方に感謝申し上げたい。
もうお一人、労組職員の方からも感想のメールを頂いた。新人そっちのけで30代後半の組合員どうしが社内政治に明け暮れている様に、入社早々労組に失望したとか。もちろんはじめから希望など抱いていらっしゃらなかったとは思いますが、ベテランサラリーマンにもっとも必要なこと、それは今勤めている会社以外の会社を知ること、「会社」という場以外の生活の場を知ること、そうやって自分の置かれている立場や考え方を相対化すること、それしかないのでは。ただ宮仕えが各企業という単位での部分最適にならないようにするのは、経営者の観点からも至難の業だろうな。