企業におけるITを活用した業務効率化は究極的には何のためかと問われて何と答えるか

■企業におけるITを活用した業務効率化は究極的には何のためかと問われて何と答えるか。最近の企業経営者なら「利益の最大化」、もう少し穏やかでも「適正な利益をあげること」と答えるだろう。資本主義のグローバル化は企業から利益の最大化(あるいはフリーキャッシュフローの最大化)以外の経営目標を奪ってしまったように見える。その結果、日本では大量の失業者が生まれ、生活の不安定な人々による犯罪の形で失業の社会的コストをじわじわと払わされつつある。個々の民間企業が効率経営を追求した結果生じる、このような社会的コストはいったい誰が、どういう形で負担させられるハメになるのだろうか。そもそもこうした社会的コストを数量化した上で今の社会(マスコミ?米国?)は企業に利益の最大化を推奨しているのだろうか。環境悪化で刑務所を建設しようと候補地を探したところ、自ら立候補する地方自治体が出てきたという。刑務所の建設はイメージの悪化が避けられず、昔なら考えられなかったことだという。刑務所を誘致しなければいけないほど、経済の原理が支配する世界になっているのかと思うと暗澹たる気分になる。