西島三重子、山崎ハコ・・・

■3時間におよぶカラオケでStarshipの『Sara』まで歌ってしまってネタ切れになってくると丸山圭子『どうぞこのまま』小坂恭子『想い出まくら』といった路線に入ってしまい(念のため言い添えると僕はリアルタイムでこれらの曲を知っていたわけではなく大学生になってからギターの弾き語りで覚えただけ)最終的にはカルメンマキまで行き着いてしまうのだがそこにたどり着くまでのステップとして西島三重子『池上線』を歌ったその深夜AMラジオの歌謡番組に偶然というのは恐ろしいもので西島三重子が新譜『飛鳥坂』のプロモーションのために出演していたのだ。
歌謡番組に出演するだけあって『飛鳥坂』もかつての『池上線』同じく叙情性が強くカラオケでは不当にも演歌風の映像が流れてしまう短調のニューミュージックだった。決して演歌ではないのだから現代風にもう少し透明感のある編曲にすればいいのにと思いながら夢うつつで聴いていた。
そして今日フジテレビ27時間テレビのテーマが「みんなのうた」ということで久しぶりに観た『ちびまる子ちゃん』にイヤに声のかすれた声優が女性フォークシンガー役をやっていると思ったら本物の山崎ハコが出演して『横浜』を歌っていただけでなくエンディングテーマがあの『呪い』になっているではないか。この出演について本人が公式ホームページで「『呪い』も出ます~~~~~~~。アニメになったハコ(正しくは昔のハコ)は『すみません』と謝りたい位、可愛いです。すみません」と書いており大変うれしそう。だがWebで昔の写真を検索して見てみると大きな瞳の童顔であながち好意的なデフォルメとも言えない。なぜか1970年代初頭に活躍した女性フォークシンガーに縁のある週末であった。
と同時に高橋源一郎大センセイの『小説教室』で推薦図書として挙げられていたものの今までひとつとして読んだことのなかった葛西善蔵を講談社文芸文庫で読んでいたので、気分的にややローキーな週末であった。はっきり言って葛西善蔵は「生活の破産、人間の破産、そこから僕の芸術生活が始まる」と書いているくらいだから山崎ハコの『呪い』の比ではない「暗さ」だ。夏に向けてテンションを上げたい人には決してお勧めできないので、真似などされぬよう。