文部科学省の諮問機関・文化審議会が世界的に評価が高いアニメーションを新しい芸術と…

■文部科学省の諮問機関・文化審議会が世界的に評価が高いアニメーションを新しい芸術として奨励していくべきだとの答申をまとめたとのこと。ちなみに会長は高階秀爾氏。ジャパニメーションは日本が誇る芸術だという自負も国内で生まれつつある。たしかにこれまで不当におとしめられてきた分の名誉挽回は必要だが、他方で同工異曲の模造作品が濫造されているのも事実だ。妙な(多くの場合露出度の高い)コスチュームを着た女の子が超能力の助けを借りて地球を守るという紋切り型。それによって生まれる超短寿命のアイドル声優。ジャパニメーションが日本にとってそれほど重要な芸術なら、宮崎駿や大友克洋はじめ一握りの作家だけが名声を独占している状況は異常だ。国家的芸術というにはあまりにそれを支えるクリエーターの層が薄い。なぜか。優秀な人材がアニメーションを職業として選択するインセンティブが働かないからだ。どちらかといえば自らアニメーションに現実逃避し、実業に無関心な人々が業界予備軍となっている。その状況が変わらない限り早晩ジャパニメーションは飽きられるだろう。