浅草「スーツ・アンド・スーツ」へ

■年の瀬、テレビのニュース番組で紹介されていた激安スーツの店『スーツ・アンド・スーツ』に行ってきた。浅草駅徒歩5分、浅草寺二天門目の前という分かりやすい立地ながら裏町で家賃が安い古びた雑居ビルを、壁面は白、床はフローリングで高級ブランド店かと見まがうほど見事に改装した店舗、明るく重厚なガラス戸を押して入ると左側にまず採寸コーナーがあり、JIS規格風と違って体のタテヨコを別々に採寸するイタリア流で48種類のうちの一つにサイズが決まる。
フロアはそのサイズごとに区切られており、体形にぴたりのスーツがならぶ区画へ一直線で時間のムダもない。忘れてならないのは値付けで、全商品100ドル、2001/12/30現在の店舗独自の交換レートは1ドル=120円なので要は全品税抜き12,000円の均一価格。中国産ながらグレー、チャコールグレー、紺を中心とするイタリア風シルエットのスーツがずらり、三つ釦の品揃えも豊富で一品一品が異なる生地、お目当てのものが必ず見つかるという仕組み。
ニュース番組で紹介されたときは新橋のサラリーマンに50万円の有名ブランドスーツとどちらがブランド物かというクイズの趣向で、ほとんどが100ドルスーツを「アルマーニ」と勘違いしたとか。生地の質や種類、サイズのバラエティーもダイエーの9,000円スーツとは雲泥の差。僕も起毛でやや光沢のあるチャコールグレーのスーツを購入、裾上げは1階の専用コーナーで調整してもらい、費用は1,000円、所要時間たった1時間、わざわざ後日取りに来る手間もなく大助かり。
店のカタログを良く見るとなるほど一昨年日比谷店に出かけたことのある「INHALE+EXHALE」と同系列とのこと。デフレ下で追い風を受けているアパレルもダイエーのようにただ安いだけではダメでユニクロしかりブランドイメージは重要という教訓。
ところで同じ店内で明らかに関西出身の男性二人組が大声で「おまえ、それ似おぅてるわ」などとわめきながらのスーツ選定、安売りスーツを買いに来ているという最低限の羞恥心もないがめつさ下品さに同じ関西出身として鼻白む思い。これやから関西人は東京へ出てきても都会人としての洗練が身につへけんのや、アホ。