「ジブリ美術館」チケットがネットオークションで高騰

■今年10月に開園した「三鷹の森ジブリ美術館」のチケットが正価大人1,000円のところネットオークションで最高10倍の価格で取引されているとのこと。美術館側がネットオークション会社に取引停止を求めたが、そもそも規約上個別の取引に介入することができないと断られ、頭を痛めているというニュースを聞いた。日時指定の予約制で来年春まですでに予約が埋まっているため、高値取引されてしまうとのことだ。
市場原理に忠実になれば解決策は一つしかない。ネットオークションで10,000円の値が付くということは、そもそも1,000円という価格設定がジブリ美術館のサービスの需要と供給の均衡点よりも不当に低く設定されているということである。従ってチケットを少なくともディズニーランド並に値上げして、まず需要の水準を下げる。それによって増加した収益で美術館を拡張し、より多くの子供たちが来館できるようにする。
それからチケットの価格を下げればよい。これで10,000円などという不当な高額でチケットを買わされる消費者は少なくなるし、将来的に美術館のサービスを享受できる人数が増える。美術館側にとっても増加した収益でより質の高いサービスを提供できるし、映画の制作費に還元することで『千と千尋』に続く宮崎作品が期待できる。みんなハッピーで言うことなしだと思うのだが、元新左翼の宮崎氏が市場主義への忠誠を思想的に受け入れるかどうかだけが問題だろう。