上の階に空き巣が

■上の階に空き巣が入った。マンションの管理人が翌日のうちに玄関の鍵をピッキングに強い型式のものに交換してくれた。毎月の管理費から出るのでこちらに負担はないが、不景気による社会的コストのひとつか。どこからどう見ても新婚向け、五十平米足らずで金目のものなどあると思えない集合住宅にさえ盗みに入らざるを得ない空き巣の追い詰められ具合といったら悲しいものさえある。
この近辺は30年ほど前から戸建て住宅地としての開発が進み、昭和45年から60年の15年間で世帯数が倍になっている。町内会の活動も盛んで、地域コミュニティーの結束が比較的高い「閑静な住宅街」と感じていたのだが、2層ワンルームマンションが近所だけでも2か所新築中、駅前のペンシルビルは外壁を塗りかえたにもかかわらず半年以上テナントが一つも入らない惨状。
市内最大の繁華街を要する隣の乗り換え駅にビジネスホテルでもできたかと思ったビルが実はパチンコ屋だったり。不景気で財布の紐が固くなるにつれて、盗みやら賭け事やら却って下らないリスク選好が高まるという典型的な庶民生活の様相を如実に示す郊外である。