インターネットの独自性の過小評価

■先日、インターネットをやらない人がインターネット広告の営業の求人に応募しようとした話を聞いた。上記のECサイトもしかり、インターネットを日常的に使いこなしてさえいない人がネット上の事業に関わろうというのは、インターネットが実世界とどれだけ異なる体験かを知らずにその独自性を軽視するからだろう。
老舗百貨店がインターネットの独自性を軽視するのに反比例してそのECサイトが使いにくいのは無理からぬこと。ECサイトの改良といってもアイコンの位置を変えたり、英語を日本語にしたり、重箱の隅を突つくような小改善にすぎないが、Webブラウザの限られた画面がインターネットに向かうときの唯一のインターフェースなのだから、微細な部分にこそこだわる必要がある。
今後ブロードバンドが普及してコールセンターがリアルタイムの電子会議システムで直接家庭につながるようになれば話は別だが、ECサイトと電話や対面販売の差異の認識を誤れば事業が失敗するのは当然である。