何も考えていないわけではないのだが更新頻度が鈍っている

■何も考えていないわけではないのだが更新頻度が鈍っている。頭を占領することが建設的なことならよいのだが下らない職場のグチのようなことばかりで困る。それだけ低級な職場で働いているということだ。逆に言えば職場が低級だから活躍の余地がありすぎるほどあるとも言えるが、あまりにレベルが低くて当たり前のことを伝えなければならない場面が多すぎ、精神的に疲弊する。もっと優れた集団の中で仕事をしたいものだが、あまり優れすぎた集団だとそれはそれでまた神経を疲弊させる。鶏頭となるも牛後となるなかれ。ちょうどよいはらわたはないものだろうか。
■amazon.comの日本サイトで注文した洋書『Corporate Irresponsibility』が発売日の2001/11/01をとうに過ぎているのにステータスが「未入荷」のままでまだ手元に届かないので、仕方なく日経ビジネス人文庫のピーター・バーンスタイン著『リスク』を読み始めた。アリストテレスが批判したソフィストを「哲学者」と訳してあったり少々誤訳が散見されるが、暇つぶしの雑学書としてはそこそこ面白い。ただし概説書なので上下2分冊の分量の割に内容は薄っぺらい。それでも佐藤正明のビジネス・ノンフィクションよりはましだ。文集文庫の『ホンダ神話』というのを買ってみたのだが、下らないディテールにこだわった恐ろしく退屈な作家だ。中内功をあつかった佐野眞『カリスマ』(新潮文庫)も同氏の強欲をフィリピン戦線の過酷な体験に結びつけるこじつけが鼻につくが、実在の人物の個性が引き立ってそれなりに面白かった。実在企業をモデルにした企業小説といえば高杉良だが、本屋で立ち読みするだけでうんざりする。バカにものを言うするような洗練されなさすぎる文体と、ありきたりの性別役割分業描写に反吐が出そうになる。ありきたりの会社員を主人公にしたメタフィクションって誰か書いてくれないかな。明日は図書館で石川啄木の全集でも借りようか(高橋源一郎『日本文学盛衰史』の余韻をまだ引きずっているらしい)。