サラリーマンにとっての3万円

■たとえば3万円程度の散在では大して懐の痛まない生活をしていたとしても、いざ3万円使うとなると様々な選択肢の中から何が最適かを考えるだけで週末が過ぎてしまうということもある。電子機器を買おうとするとかなり下らないものしか買えないが、本なら「みすず書房」のハードカバーを5、6冊も買う超贅沢な使い方ができる(それを読む時間があるかどうかは別として)。
しかしそもそもその3万円は気分転換のために使おうと思っているのだから、読書が目的にそったものかと言えば、あやしい。実は沖縄に1泊で旅行してくるくらいがベストな選択だったりして。さてさてどうしたものか、と考えているうちに3万円を使う気力を喪失することを期待しているというのが本当のところだったりするのが、このデフレ下に生活する一介のサラリーマンの慎み深さなのか。