高橋源一郎『日本文学盛衰史』

■高橋源一郎『日本文学盛衰史』(講談社)を読んでいる。近所の図書館で一度借りようと思ったが荷物が重くてやめにしたら、翌週行っても見あたらない。結局借りることができたのはひと月後で、今ようやく150頁ほど。
タカハシさんの小説は知的諧謔で笑い声なしに大笑いできるのだが、どの作品を読んでもなぜか切ない、胸がキュンとなる。本書も部分的には実に下らなく、部分的には実に高度なメタフィクションだが、通底するトーンはブンガクに対する真剣さと孤独で静かな「闘い」だ。
ちなみに並行して読んでいるのはリチャード・セネット著『それでも新資本主義についていくか~アメリカ型経営と個人の衝突』(ダイヤモンド社)。