高橋源一郎『ゴーストバスターズ』

■高橋源一郎『ゴーストバスターズ』読了。どこにもない場所で展開される「ゴースト」という或る「非在」をめぐってのさまざまな声による語りに、「非在」にともなう悲しみと同時に希望を見いだすことができる小説。つかみどころのない物語とも言えぬ物語であるにもかかわらず、そこに確実に本質的なものを描き込む才能は高橋源一郎にしか見いだせない才能だと痛感。