農産物や繊維製品に関するセーフガードの発動を純粋に経済的な問題ととらえれば

■農産物や繊維製品に関するセーフガードの発動を純粋に経済的な問題ととらえれば、国内産業の保護という観点から合理的な擁護論を組み立てられるのかもしれないが、実際にはきわめて政治的な問題なのだ。経済学という学問領域の中で合理的に説明できるからといって、それを実行に移したときの政治学上の問題を忘れてはいけない。情報システムの構築や企業の業務改革もこれによく似ている。現行の業務手続きを変更した方が良いことは誰の目にも明らかなのに、実行にうつす段階になって常に問題になるのは政治的な力関係なのだ。やろうとしていることが正しいことであれ、間違ったことであれ、何かをやるということ自体に反対する人々や国家というものは必ず存在する。いずれにせよ中国産農産物に関するセーフガードは、政治学的に即刻解除すべきだということは議論の余地がない。
■NTTのフレッツADSLにして4日目だが、早くもサービス水準の限界が見えてきた。確かにINS64と比較するとめちゃくちゃ高速であることには違いない。下りで実効900kbpsほど、15倍近い通信速度になっているのだから当然だが、FTPやHTTPなどのプロトコルでコネクションが確立するまでの時間が数十秒かかることがある。一つの回線に収容されている利用者の速度が全体的に低下するのではなく、コネクションが張りにくくなるというのがADSLの特性なのだろうか?