大企業に就職した新社会人の方々にひとこと

■大企業に就職した新社会人の方々にひとこと。将来のキャリアアップを考えたとき、とりあえず最初に入った会社で経理、購買、営業など各分野の専門的なスキルを身につけるのはもちろんだが、絶対に大企業でしか学べないことというのがある。それはマネージメント・スキルだ。50年以上の歴史がある会社や、財閥系の会社に首尾よく就職できた人たちは、ぜひ部課長クラスの仕事の仕方をよく注意して見ておいてほしい。彼らが当たり前のようにやっている仕事の進め方や段取りの仕方などには、将来あなたがリーダー的な立場になったときに参考になる細かいノウハウがたくさん詰まっている。残念ながら中堅企業や歴史の浅い企業では、そうした基礎的なマネージメント・スキルの欠如した年功だけの管理職が多い。たとえば30年前後しか歴史がない企業の場合、創立時の入社組はマネージメントのお手本なしに今管理者層になってしまっている。銀行や親会社から経営幹部を受け入れているなら別だが、そうでない会社は管理者層のマネージメントスキルの貧困さが、誰も触れられないけど実は深刻な問題になっていたりするのだ。若手にとって大企業はたしかに仕事は退屈かもしれないが、次のステップを考えたとき、マネージメントの勉強の場としては絶好の環境だということをぜひ覚えておいてほしい。