わざわざフランス語であやまっておいたので勘のいい方はお分かりかと思う

■わざわざフランス語であやまっておいたので勘のいい方はお分かりかと思うが、パリとロンドンに2日半ずつ滞在してきた。リゾート地への旅は「何もしないこと」が目的だが、都市の旅は「住人になりきる」ことが目的である。そのための必須条件は語学力と移動手段だ。言葉もできずにバスのツアーで名所をうわずみだけさらうなど、万博でパビリオンを見るのと大して変わらない。何気ない日常会話やてきぱきと乗り換える地下鉄にこそ都市観光の本当のおもしろさがある。パリは2度目で、語学力の点では大学の卒業旅行で訪れた頃の方が間違いなく上だったはずだ。しかし可処分所得が増えたのと、年齢とともに図々しくなった分、今回の方がパリ人たちとのフランス語でのやりとりを楽しむことができた。パリとロンドンという選択は、フランス語と英語という僕自身の語学力に対応したものである。(詳細は別途エッセーにて)。