持ち家か賃貸かの話だが

■持ち家か賃貸かの話だが、「日本人が家を買うのは出費の中で大きな割合を占める家賃の変動リスクをヘッジするためだ」というご意見を頂いた。なるほどそういう見方もある。確かに架空の家賃は自分自身に支払うので、家賃変動のリスクはヘッジできるが、住宅ローンを変動金利で借ると金利変動という新たなリスクを負うことになる。総合的なリスク管理の視点が必要ということなのだろう。賃貸に住み続けた場合、生活状況に合わせて家賃の安いところに住み替えるという方法もとれる。子供を作らないつもりなら教育費の心配なく住宅ローンを組めるし、子供が独立してから夫婦二人だけで住む終の棲家をキャッシュで買うという人生設計もある。他の人がそうしているから、というのがもっとも危険な意思決定の理由であることは間違いない。
■ついでに保険のこともぼちぼち勉強しているのだが、今までいかにバカなことをしていたかを思い知らされる。独身者が2000万円もの死亡保障の掛け捨て定期保険に入るなんて、単なるムダづかい以外の何ものでもなかった。死亡保障は葬式代くらいで、ケガや入院のリスクヘッジさえしておけばいい。独身者は扶養する義務のある配偶者や子供もいないのだから、よくよく考えれば当たり前だ。ところが他の人もそうしているからという理由で月1万円以上の保険料を支払っている独身者がいかに多いか。こんな単純なことにもっと早く気づいていれば、数十万の金を浮かすことができたはずなのだ。お恥ずかしい限りである。
■遊びのパソコンが1台できたので2年ぶりにLinuxをインストールしてみた(LASER 5 Linux 6.4)。2年前、COMPAQのPCにTurbo Linuxをインストールしようとしたがネットワークカードをまったく認識せず挫折。仕方なくスタンドアローンで仕立てたもののNetscape Navigatorのバージョンが古すぎて使いものにならず、PC本体をさっさと「じゃマ~ル」で売却した。2年後、Linuxをとりまく事業環境が大きく変貌してLinux自体も別ものになった感がある。インストール作業はあっけなく終了。GNOMEはWindows的直感が通用するGUIで、Netscape NavigatorもVer.4.75でWindows環境と比べて遜色ない。FTPのGUIクライアントも勝手に導入されており、ホームページの更新もLinuxに乗り換えられそうだ。DHCPでIPアドレスを取得する設定にしたら、昨日構築したばかりのダイヤルアップ・ルータ(MN128-SOHO PAL)を勝手にゲートウェイと認識して、1台のルータの下にWindowsマシンとLinuxマシンがぶら下がる環境になった。セットアップがすんなりいけば、あとはじっくりLinux環境そのものの勉強に励める。目標は家庭内LANにSMTP、FTP、ローカルDNSの各サーバを構築すること。Linuxについて利用者層の広がりと機能拡張の良循環が生まれたのは、やはりそこに「名誉の原理」だけでは飽き足らない企業の「市場原理」が導入されたからではないだろうか。ただ先日、社内のインターネット系サーバ再構築の打ち合わせで、某SI業者からはっきりと言われた。「Linuxは責任の所在が不明確なので企業内での運用はお勧めしません」。SolarisかWindows2000の選択となったが、インターネット系以外にデータセンターやアプリケーションサーバとしての活用となると、まだまだ大手企業のコミットメントが必要だろう。