初めて聴くスティーリー・ダン

■毎週末TSUTAYAで借りるCDの傾向がやや変わってきた。ここしばらくTECHNO、HOUSE系がマイブーム(←死語)だったのだが、最近いちばんよかったのはDavid Bowie『Space Oddity』だ。このアルバムは全体の物悲しく、退廃的で、しかし戯画的な楽しさのある雰囲気が異常に気に入った。表題作のトム少佐の歌が口について離れない。Ground control to Major Tom…続けて『Ziggy Stardust and The Spiders From Mars』を聴きなおしているところだ。
もう一つ、不思議と今まで一度も聴いたことのなかったアーティストで、Lou Reed。まずアンディ・ウォーホルつながりで『The Velvet Underground & Nico』を聴いてみたのだが、特にこれといった感慨もなく、ただLou Reedがそのメンバーだったことを初めて知って彼のベストを借りてみた。これがそう悪くない。
それからElvis Costero。実はこの人も今までほとんど縁がなかった。ベスト盤を衝動借りしてみたが、超有名な「Veronica」はもちろん、ささやくように歌うバラードから、punkishな絶叫まで、彼の多彩なボーカルが楽しめる。ぜひ70年代のThe Attractions時代の録音を聴いてみたい。
最後にSteely Dan。ここまで来ると音楽の趣味が変わったんじゃないかと言われそうだが、これがまた変に気に入ってしまっている。昨年末だったかNHKの『トップ・ランナー』にオリジナル・ラブの田島氏が出演してライブ演奏していた曲が非常に耳にひっかかった。理由はコード進行だ。田島氏がピアノを弾き語りするその曲は予想の付かないコード進行ながらも、都会的、かつ大人っぽい雰囲気のバラードだった。
Yesのprogressive rockはコーラス・アレンジと変拍子が特徴的だが、コードは4小節ずつ区切ればそれほど奇抜な展開は出てこない。だがSteely Danはフュージョン嫌いの僕にとって非常に新鮮に聞こえるのだ。
まずベスト盤を借りてみて、丁寧なコーラス・アレンジと、9thや11thを多用しているであろうコードの響きがとても気に入ったので、『Aja』を借りた。表題曲は8分弱の大曲で、ドラムも変化に富むし、それこそプログレ的なのだが、やはりコード進行がなんとも言えない。Steely Danはご存じのようにWalter BeckerとDonald Fagenのコラボレーションだ。30歳を過ぎてこんな良いロックにまだ出逢えることの幸せをかみしめる。
■持ち家か賃貸かの話題は相変わらずたくさん反響頂いている。後日まとめてご報告する。