千葉県警水上警察隊の女性警官の自殺

■テレ朝の『ザ・スクープ』が結婚を控えた千葉県警水上警察隊の女性警官が自殺した事件を取り上げていた。当初、父親が結婚に強く反対していたことを悲観したのが原因と見られていたが、本当の原因は千葉県警の組織的な「いじめ」であることが分かったらしい。
この女性警官の婚約相手は同じ職場の先輩警官だったのだが、上司は結婚の報告が遅れたことに体面を傷付けられたと感じ、二人に対して口頭による「指導」を執拗に繰り返したとのこと。女性警官の上司が結婚に反対している彼女の父親についてひどい悪口を言ったことが引き金となり、「自殺でもすれば理解が得られるだろうか」と母親に言い残して彼女は自殺した。結婚の2か月前のことだ。
しかも千葉県警は彼女の両親に自殺現場への立ち入りを許さず、遺書などの証拠物件を令状もないまま違法に押収し、内部事情の隠蔽工作に走った。遺族はいまだに千葉県警が遺品の一部を隠し持っているのではないかと不信感を募らせているという。
以上が『ザ・スクープ』のレポートの内容である。日本の警察の異常に古い体質が見事に現れた事件だ。とにかく警察であれ一般企業であれ、上司が部下の私生活に踏み込んで、いい結果になることはまずない。一見いい結果に見えるのは部下が上司の地位を恐れて物が言えなくなっているだけだ。
警察でいまだにこういう公私混同がまかり通っているかと思うと、日本の現状と将来について暗澹たる気分になる。