他人の批判は個人攻撃のためにするのではない

■他人の批判は個人攻撃のためにするのではない。もしその人に問題意識や危機意識があるなら、すでに変わろうと努力しているはずだ。他人を批判することの目的は(1)問題点を明確にすること、(2)予想されるリスクを回避することの2点である。一般に自分の問題より他人の問題の方がよく見えるものだ。他人の行動に問題が見つかったら、それは自分の問題を発見するためのチャンスと考えるべきだ。自分の問題が発見できれば、それは将来のリスクを避けるための手がかりになる。最悪なのは他人の問題点に対して単に「不機嫌」という反応をしてしまうことだ。「なんとなく嫌な奴だ」というような漠然とした「不機嫌」からは、問題解決のための方途は何も見つからない。「嫌な奴だ」と思ったら、感情的にならず、それは何故なのかと問うべきなのだ。「不機嫌」という一時的な気分として流してしまったのでは、問題解決のためのせっかくのチャンスをみすみす逃すことになる。