ニュースステーションで興味深いコメントがあった

■ニュースステーションで興味深いコメントがあった。今回の豪雨で浸水被害にあった愛知県の家屋に保険金が支払われるかどうか。とある損保の場合、火災保険ならゼロだが、1ランク上の総合保険なら床上45cm以上の浸水に限って支払われるとのこと。そこでコメンテーターは次のような意味のことを言った。「仮に保険金が支払われたとしても住める状態にもどすお金を全額まかなえるわけではないだろう。言い換えると一戸建を買う人は、家のローンを払いながら、万が一の補修費も自分でまかなえるだけの経済力が必要だろう」。家のローンだけで精一杯の収入しかない人はそもそも一戸建てを買う資格がないという意味だ。確かにこれこそ正常な金銭感覚であり、正常なリスク感覚だろう。ところが日本はきわめて持ち家&土地信仰が根強いので、無理してでも一戸建てを買うのが立派なことだと勘違いしている。家のローンに追い立てられるように働くのが常態になっている。もし子供の教育費だけなら日本の会社員はこれほど過酷な労働を甘受するだろうか。収入ギリギリのところで一戸建て信仰にすがりつくから、生活や気持ちの余裕がなくなるのではないか。とくに男性の会社員は「背負うものが多い」状態を男としての誇りのように語ることがあるが、それって単に適切なレベルを超えたリスクを背負ってしまっているだけじゃないのか。それって賢明なことなのだろうか。