東京湾大華火祭を竹芝で見てきた

■東京湾大華火祭を竹芝で見てきた。今年初めてだったので直前に行けば大丈夫だろうと高をくくっていたら大間違い。竹芝埠頭の定員5000名(おそらく警察が決めた数字)はすでに17時で満員、着いたときには入場禁止。あふれた人たちはゆりかもめ竹芝駅の高架下付近で歩道や車道に座り込んで花火見物。再三にわたる警察官の警告で、さすがに車道に座り込んだ人たちは場所を空けたが、結果として周辺の歩道は花火見物客で足の踏み場もないほどだった。
■現場の警察官曰く、「残念ながら竹芝埠頭は17時で入場禁止となりました。歩道は花火を見る場所ではありません。近所のマンションや会社の皆さんの迷惑になりますので、場所をあけて下さい」。何千という観客が押し寄せてからそんなことを言ってもムダだ。毎年周辺地区の警備をしているのだから、何時ごろに竹芝が満員になり、日の出桟橋がどの程度の混雑状況になるか警察は分かっているはずだ。ならばインターネットやその他の広報手段をつうじて事前に観客を誘導すべきなのだ。それが警察として本当に正しい対応ではないのか。そうしておけば警備人員ももっと少なくてすむし、現場の混乱も小さくてすむ。
■この花火大会ひとつとっても、ストーカー事件への対応などに現われていた警察の体質が見てとれる。つまり「ことが起こってから動く」「ことが起こるまでは何もしない」という、つねに対策が後手後手にまわる体質だ。その体質が現場の警官たちに負担をかけているということが分かっていないのだろうか。一生懸命現場の整理をしている警官たちには悪いが、どうして自分たちが花火客整理のような非本質的な仕事をしなければいけないのか、この仕事を根本的になくすための対策が打てないかどうか、真剣に検討してみてはどうか。一日がかりで花火見物客の整理をするために本来の仕事がおろそかになったのでは笑えない話だ。警察組織にも民間企業的な「業務効率」という考え方が必要なのではないか。