今日は人と会っていた

■今日は人と会っていた。家に帰ってきてから急に寂しくなって学生時代の日記を引っぱり出した。たまたま開いたページはとても凝った嗜好の日記で、僕の死後、その日記が出版されて、高校生時代の知人がその「あとがき」を書いたらどうなるか、という想定で書かれている。つまり日記の中で僕が第三者の立場になって、すでにこの世にいない自分自身の日記を読んだときの感想文を書いているという嗜好だ。で、その架空の「あとがき」は日記の筆者(つまり生前の僕)に同情を抱きながらも、筆者の自意識過剰ぶりや被害者意識を批判するという手厳しい内容になっている。そしてその続きのページには、その「あとがき」に対する架空の東京大学教授の批判が書かれている。
■ついでに僕の就職直後の日記からの引用。「私たちはグラスの中のジュースを吸い込んだわけではない。口の中の気圧を下げた結果、ジュースが上がってくるだけだ」
■一昨日エリアフ・インバル指揮のマーラー交響曲第4番のCDを引っぱり出して聴いた。とおして聴くのは数年ぶりだ。4番はマーラーの交響曲の中でも室内楽的な美しさを持つとされているので、夜中に部屋の照明を落として聴くにはもってこいだ。