会社の人と飲みに行くと

■会社の人と飲みに行くと(僕自身は飲めないが)グチばかりでイヤになる。上司のグチならまだいいが、自分が扱っている製品のグチほど不毛なものはない。メーカーによっていろんな個性を持った製品があってその「違い」で競争しているのだから、それぞれに一長一短あって当然だ。ところがその短所ばかりをやり玉に挙げる。「自分は製品の欠点をあげつらうことができるほどの業務知識があるのだ!」という自尊心を満足させているのか?それより長所をちゃんと引き出してやることに専心した方がイヤな仕事が少しでも楽しくなるだろう。そういう人に限って仕事がイヤだとこぼしているのだから自己矛盾している。
■もう一つ気付いたのはヒエラルキーの下層に位置する人に対するコンプレックスだ。大企業に勤めている以上、親会社が下請け(あえて下請けという表現を使わせてもらうが)の上前をはねて商売するのは避けられないヒエラルキーだ。だからと言って「親会社=悪/下請け=善」というのは発想が素朴すぎる。独立できる下請け企業ならとっくに独立しているだろうし、そうなっていないのはそういうヒエラルキーがとりあえずは両者にとって経済的に合理的だからだ。そういうヒエラルキーの中で働いていて、例えば下請け会社の社員が親会社を不愉快に思っていることを聞いて、親会社の社員でありながらその下請け会社の社員に同情するほど偽善的なことはない。と、僕は思うのだが。