『The Economist』の痛快な『BUSINESS WEEK』批判

■『BUSINESS WEEK』誌は1999/11/22号の「U.S.Economics」ページで米国商務省による過去のGDP成長率見直しにより米国経済の回復はNew Economyのおかげであることが明らかになったとNew Economy派の勝利を宣言した。
ご承知のようにMITのポール・クルーグマンをはじめ新ケインズ派はNew Economyに超懐疑的。「The Economistが反論してくれたらなぁ」と思っていたら、ホントに1999/11/20-26号で『The Economist』が『BUSINESS WEEK』批判をやってくれた(p.39)。痛快!
『The Economist』によればGDP成長率見直しの3分の1は正確な生データ、次の3分の1は「コンピュータ・ソフトウェア」の定義を変更したこと、最後の3分の1が統計手法の改善によるもの。要はNew Economy派の勝利をうたうのは気が早すぎるということ。僕が『BUSINESS WEEK』誌を読んでいて感じる難は、あまりに楽観的で素直すぎるという点。アメリカ人の欠点がもろに出てる。日本でもイケイケの経営者には気に入りそうだけど、個人的には皮肉と懐疑に満ちた堅実な英『The Economist』の論調の方が好きだなぁ。