今日のNHKスペシャルに日産のゴーン氏が出演していた

■今日のNHKスペシャルに日産のゴーン氏が出演していた。英語で話すゴーン氏がキャスターに「本当にここまで大ナタをふるう必要があったのでしょうか?」と問われたとき、日本語の同時通訳は次のように翻訳した。「もしわれわれがそう決めたのなら、それ以外に方法がなかったということです」。日本語として意味が通らない。しかし同時通訳が間違っていたのではない。ゴーン氏の英語が間違っていたのだ。フランス語には「Si~, c’est que...」という構文がある。フランス語の「si」は接続詞で使うと「if」の意味なので、そのまま英語になおせば「If~, it’s that...」となる。たぶんゴーン氏は「If」を使ってしゃべっていたのだろう。それで同時通訳は「もし~」となった。しかし「Si~, c’est que...」という構文に限って、接続詞の「si」には「if」のような仮定の意味がなくなる。ゴーン氏は逐語訳するのではなく、意味をとって「~, that’s because...」とするべきところだった。もしゴーン氏が正しい英語を話していれば、日本語の同時通訳も「われわれはそう決めたのです。なぜならそれ以外に方法がなかったからです」と正しい日本語になっていただろう。もちろんゴーン氏の英語がフランス訛りであろうが何であろうがCost Killerとしての力量に変わりはない。ある意味で7年間赤字を垂れ流してきた経営者の尻拭いを買って出ているのだから、下請け業者や城下町の地元商店街が恨むべきはゴーン氏ではなく旧経営だ。でもあの「renaissance」のCM、たしかに映像は美しくてシャネルの香水のCMみたいだけど、日本人ウケはしないな。