マジッド・マジディ『運動靴と赤い金魚』

■マジッド・マジディ監督『運動靴と赤い金魚』を銀座のシネスイッチで観た。気が向いたらイラン映画でも観に行けるのは東京生活の醍醐味。同じイラン映画でもキアロスタミ作品に比べると物語が通俗的だし、子役の演技もやや鼻につく(特にポージング)。
でも省略法で意外にリズミカルな展開だし、運動靴を洗う場面でのシャボン玉だけのカットや、ラストシーンで水中に浸したマメだらけの足に金魚が群がってくるカットなど、構図やアイデアでハッとさせるカットがあるし、走る子供を追いかける移動撮影やスローモーション、見た目のショットなど手堅い演出も光っている。シンプルな物語をここまで見せる監督の技術にイラン映画の層の厚さを感じた。たしかキアロスタミもこの映画の製作をしている「児童青少年知育協会」のもとで映画を撮っていたのでは?詳しい方、教えて下さい。
■更新頻度がかなり落ちているのは仕事が忙しくなったことと本の共著をひとつ抱えているからだ。読者の皆さんには非常に申し訳ないと思っている。