ウッディ・アレン『世界中がアイ・ラブ・ユー』

■今さらながらウッディ・アレン『世界中がアイ・ラブ・ユー』を観た。静脈瘤のために脳に十分な酸素がいきわたっていなかった息子が、病気が治って共和党から民主党に鞍がえする、というジョークで笑えたのは、クルーグマンやジョン・グレイの本を読んでいたおかげ。政治ネタがわかるとアレンの映画はさらに面白くなる。ラスト・カットで娘が恋に落ちるセクシーな男が誰なのかは、マルクス兄弟の映画を観たことのある人でないと分からないだろう。でもマルクス兄弟を観ずにアレンを観るのはそもそも邪道だ。カメラはカルロ・ディ・パルマで相変わらず画面が黄色い(特に室内)。