所沢のほうれん草騒ぎ

■所沢のほうれん草騒ぎ。『ニュースステーション』も最近ますます軽薄になってるので信用ならないけど(だいたいスポーツの時間が多すぎる!)、農家側の環境リスクに対する取り組みも無責任だ。そもそも民間調査機関に指摘されるまで、自分で作った野菜の汚染を知らなかったなんて無神経すぎる。
たとえばフツーの第二次産業の企業なら、PL法対策とかで自社製品の「危険度」を事前に調べておくのは常識だ。農業だって農薬・水質汚染などの「危険度」を調べているはずだろう。周りにゴミ焼却場がたくさんあって、しかもこれだけダイオキシンが騒がれているなら、例えば所沢農協でとりまとめて付近の農作物の汚染状況を調査するのが生産者としての品質管理の姿勢だろう。
それをニュース番組に不意打ちされたからといって国にまで文句を言うのはちょっと違う気がする。少し前『桃の天然水』にカビが混じっているという消費者の報告で、メーカーが急いで製品を回収するということがあったけれど、自社製品の欠陥が分かれば即刻リコールするというのが製造者責任ってもんだ。仮に『桃の天然水』のメーカーが通報した消費者に反論して、「うちの製品にカビなんかない!」と言い張ったら、逆に社会的信用を失うだろう。
所沢のほうれん草も無害なレベルとはいえダイオキシンが含まれていたのは事実なわけだから、農家でこぞってテレビ局や自治体や国に文句を言いまくるというのは、生産者としての責任を果たしていないと思う。どうしてこの国はここまで農家に甘いんだろうか(答え:自民党の票田だから)。