16ビートの裏、32ビートの裏を取れ

■新しいiMacのCMのストーンズのShe’s a Rainbowがあまりに気に入ったので、Apple社のサイトからQuickTimeファイルをダウンロードして再生しまくってる。
■毎週『ASAYAN』を見てるけど、サンフランとシスコムーンのコーナーのつんくのコメントが面白い。16ビートの裏という表現が何度も出てくる。カラオケに行って「この人ノリが悪いなぁ」と思うのは、だいたい16ビートの裏が取れてないからだ。最近の邦楽はヒップホップが多くてほとんど16ビートだから、16ビートの裏が取れてないと全然ノレない。
年齢に関わらず8ビートでさえ裏がとれない人がいる。そういう人は手拍子するとすぐ分かる。たとえば宇多田ヒカルの『Automatic』で言うと、「~ないめの~ルじゅわき...」と手拍子をする。これじゃ宴会ノリ。8ビートの裏を取れる人は「な(ウン)なかいの、ベ(ウン)ルでじゅき...」と手拍子をする。これが最低ライン。『Automatic』はもちろんヒップホップ。16ビートまで裏が取れてないと本当にノッてることにならない。文字で表現するのは難しいけど、「な、(タン)なかい(のベ、(タン)ルでじゅ(き...」という具合に、「」で書いたところをちゃんと取れないとダメ。それぞれの「」は、各小節の1拍と3拍めを16分音符で4つに区切ったときの最後の16分音符。
まだ経理部にいたとき、唯一波長の合った京大卒の先輩がいて、ピアノも弾けるかなり音楽に堪能な人だった(転勤されるときグレン・グールドのビデオをもらったんだよん)。その人が車を運転しててラジオを聴きながらヒマつぶしに、聞こえてくる音楽の裏拍子をどんどん細かく取っていく遊びをやってたらしい。まず4分音符で裏。「ウン、タン、ウン、タン、...」次に8分音符で裏。「ウ...」次は16分音符。「ッ...」次は32分音符。...書けない。もしかすると僕が40代になるころには、邦楽はほとんど32ビートになって、その裏もちゃんと取れる若者が出てきてるかもね。