クルーグマン教授曰く「教科書に帰れ」

■『グローバル経済を動かす愚かな人々』を読み終わった。『クルーグマン教授の経済入門』と比べると翻訳の悪さが目立つが、中身は超おもしろい。フランス関連学部出身者としては、「これこそフランス人」という文章はちょっとショック。フランスの経済官僚は過去の栄光にしばられて目先の有効な経済策さえ打てないバカ者どもだという論旨。たしかに今のフランスの失業率や経済的な低迷、情報化から取り残された実態を見ればそのとおり。日本からの給費留学生受け入れ枠も激減してるらしい。フランス人も日本人も過去のしがらみをかなぐり捨てて構造改革に取り組まないとダメかも。
クルーグマン教授がくり返し言っていることは、「経済I」の教科書に立ち帰れってこと。去年、『良い経済学・悪い経済学』を読んだときも「よし、マクロ経済学を勉強するぞっ!」と意気込んで日経新聞社『ゼミナール・マクロ経済学入門』を買って読んだけど、あまり頭に入らなかった。で昨日、紀伊国屋の洋書売場へ行ってスティーグリッツの『マクロ経済学の原則』を立ち読みしたら、ぜんぜんわかりやすいのでさっそく読むことにした。日本の経済学者ってわざと「しきい」を高くしてるんじゃないか。