成人の日に『白線流し』を観た

■成人の日に『白線流し』を観た。すべて丸くおさまる脚本はTVドラマらしい無難な展開だなぁと思ったし、園子(酒井美紀)の家庭教師の生徒ヒトミ(水川あさみ)が死に際の恐怖について語るシーンは「そのとおり死に際は孤独の恐怖なんだよ」と思いながら観ていた。それはそれとして、20歳の園子がヒトミとの関わりの中で教師を目指す決意を新たにするという物語で、学生時代塾講師をしていた頃を再び思い出した。あの仕事には「僕でなければできない」というヤリ甲斐があったが、今の仕事は誰でもできる。むしろこのHPによって得られる「人間関係」の方が「かけがえのない」ものだ。
(...と書いたところ、さすが熱心な読者から「これっておじさんっぽくないですか」というメールを頂いた。だがここで言う「人間関係」は顔も知らない人々との電子メールだけの関係で、おじさんのいう酒酌み交わし胸襟を開く人間関係とは全く異質なものだ。仮にネット上の出会いが面識に発展したとして、それもおじさんの「退職したら年賀状ゼロ」みたいな会社の肩書に依存した人間関係ではなく、ネットというコミュニティーでの人間関係だ。僕のいう「人間関係」はこれら二重の意味でズラされていることにご注意下さい)