アルモドバル『私の秘密の花』

■P・アルモドバル『私の秘密の花』1995年スペイン。以前から優れた映画作家と聞いていたけれど、初めて彼の作品を観てこれほどうまいとは思わなかった。脚本の出来が非常に良いのもあるが、セットや照明など細かいところまで監督の神経がよく行き届いた趣味のよい仕上がりで、演出自体は奇抜さもなくハリウッドの古典を思わせる手堅さ。なおかつラテン系の開放感がとても心地よい。