三菱電機の薄型ノートが売れなかったわけ

■少し前、電機メーカーのソニーと三菱電機がそれぞれ本体の薄さを誇るノートPCを売り出したが、軍配はソニーに上がった。ソニーはもはやハードウェアの技術力だけでPCは売れないことを見ぬき、PCとともにライフスタイルを売る。一方、いまだに技術力だけで商品を差別化できるという時代おくれの「モノづくり」哲学から脱皮できない三菱電機は、結局「薄さ世界一」という宣伝文句以上のものを消費者に伝えられない。たいして価格が変わらない両社の製品のうち、消費者がどちらの商品を選択するかは明らかだ。こんなところに企業間の収益格差の遠因がある。